24年間の人生のうち、4分の3以上の時間をサッカーに注いできました。
今の自分を作ってくれたのは、間違いなくサッカーだと思います。
これまでのサッカー経験から得られた学びを、誰かに伝えられるようになりたかったからこそ、今回のブログで残しておきます。
世界的に競技人口も多く、人気の高いスポーツとなっていて、家族全員でW杯を鑑賞していました。
小学生の夢は、W杯を家族で見ていた影響もあり、『プロサッカー選手』でした。
成長していくにつれ、夢を諦めた訳ではなく、新しく叶えたい夢が勝り、プロサッカー選手の夢は追いかけなくなりました。
日本代表で活躍する知人や、今でもプロサッカー選手を目指す友人、指導者や監督、審判として活躍している友人が誇らしいし、憧れなのは変わりありません。
19年間もサッカーをさせてくれた父親・母親に恩返しの意味も込め、サッカーでの学びを記し、閲覧者がサッカーに興味を持つきっかけになることを祈り、本ブログを記載します。
始めに
幼稚園
4歳でサッカーを始めました。
きっかけは、幼稚園にサッカークラブがあったという、ただそれだけの理由です。
もし、サッカークラブがなかったら始めることすらしなかったかもしれません。
幼稚園の頃は、ボールが大好きで、ボールをひたすら追いかけ、とにかく走り続けていました。
年長の頃に、父親の仕事上の関係で転校することになり、転校地域に監督の知り合いがいるとのことで教えてもらい、転校先でもサッカーは継続しました。
小学生
学校終わるとすぐにサッカーボールを持って、小学校で弟と練習をする毎日でした。
『地域の住民からも兄弟揃って、サッカー小僧』の名前が浸透していました笑
属していたクラブチームが、それなりの強豪チームで県大会には常に出場でき、県優勝のタイトルだけはなかなか取ることができませんでした。
弟の代でそれを叶えてくれ、嬉しかった一面、めちゃくちゃ悔しかったのを今でも覚えています。
勝ち負けだけでなく、サッカーの面白さを教えてくれたのは、小学生の頃に所属していた監督・コーチのおかげです。
小学生6年生の頃には、ある指導者との出会いで、最後の1年間をチームを変え、徹底的に自分の強みを伸ばし、弱みを改善するために指導してもらいました。
中学生
県内では、敵なしの超強豪クラブチームに所属していました。
監督やコーチからは、自分の強みだけを発揮できるポジションに、特徴をいかしたプレースタイルができるように指導してもらいました。
サッカーでプロになるための過酷さ、辛抱さも含め、精神的にも・肉体的にも成長させてもらいました。
当初の話は、別のブログで掲載しているので、良かったら一緒にご覧ください。(こちら)
一番の思い出は、初のテレビ放送で、緊張もあったのか、下半身全身を吊り担架で運ばれたことです笑
どうしても、夢のキャンパスライフを送りたく、進学校にいくことを決め、サッカー人生に終止符を打とうと思っていました。
監督やコーチとも話し合い、ご縁があって、進学校ではなく、サッカーの推薦入学で高校へ行きました。
この頃に、弟が全国大会に出場したことから、悔しかったのもあり、サッカー人生に終止符を打てなかった一面もあります。
高校生
高校2年生の時に、幼い頃からずっと夢見てきた『全国大会』に出場。
同時に、サッカー人生で最も成長しなかったのは、高校生です。
サボること、真剣にしないこと、真面目にしないことが、かっこ良いと思っていたから、努力することをしませんでした。
ずる賢く過ごす方法、疲れないように逃げる方法を探し続けていました。
自分が努力することをしなかったからサッカープレイヤーとしては成長しなかったかもしれないけど、人間的には成長することができました。
全ては、自分のことを見捨てずにご指導いただいた監督やコーチ、仲間のおかげです。
サッカーはプレイヤーとしての成長だけではなく、人間力も鍛えてくれるスポーツです。
大学生
夢のキャンパスライフを送りたくて大学進学を決めたからこそ、部活動には入部しませんでした。
大学1回生の頃は、サークルでサッカーやフットサルをして遊んでいました。
大学時代の相棒の誘いがきっかけで、もう一度本気でサッカーをするために大学2回生の時にサッカー部に入部しました。
大学3年生の時には、主将に抜擢され、リーグ昇格を果たすことができました。
大学4年生の時には、サッカープレイヤーとしてでは無く、サッカーコーチ(指導者)として、部活に関わり、最後は、これまでの学びや経験・育成・組織作りを行って、サッカー人生を終えました。
結論
ただただ、自分の経歴を記しておきたっかたのではなく、『出会い』の大切さを伝えたいです。
これは、サッカーだけに当てはまることではないかもしれません。
今、自分の周りにいる友人・知人の出会いの発端は、サッカーだと思っています。
サッカーをしていたから、今の自分が形成されているとするならば、全ては、サッカーとの出会いだったと思います。
いつ、何が、どこで、どんな形で現れるわからないから面白いです。
自分の進路を決めたのもサッカー、喜怒哀楽できたのも、こうして今楽しめているのも、全ては、サッカーとの出会い、サッカー関係者との出会いだと思います。
『出会い』=『人』は、大切にしなければならないことを最も感じた、サッカー人生でした。
19年間のサッカー経験からの学びは『出会い』だけではありません。
また、19年間となっていますが、社会人となった今でも、たまにフットサルをしたり、サッカーを敷いたりして、サッカーには関わっています。
以下、『出会い』だけでは無い、サッカーが教えてくれる学びをご覧ください。
コミュニケーション能力
生きる上で欠かすことができないし、身につけることで得しかないのが、コミュニケーション能力だと思います。
サッカーは、チームスポーツであることから、個人だけの力ではどうにもできない時が多々あります。
誰かの弱みを誰かが補う、誰かの強みは誰かが支えてくれているから、1つボールにチーム全員のたくさんの思いが込められています。
学校・企業が変われば、人が変わり、環境も変わる、そんな当たり前のことが、サッカーでは多々起きます。
だからこそ、自分の思いを仲間に伝えないと分からないし、意思表明は必ずしないといけません。
長年の付き合いがあれば、コミュニケーションを取らなくても、意思疎通ができることもありますが、そこに至るまでには、物凄い時間がかかります。
『はい』や『イエスマン』になって言いなりになっているだけでは、自分の存在意義を見失います。
反論するのではなく、『自分の思いを伝えること』が大切です。
(自分はずっと反論していたタイプですが・・・)
自分のこれまでの所属していたチームでは、試合中は先輩後輩も無ければ・上下関係もありませんでした。
先輩や目上の方にも、自分の思いを伝えなければ、サッカーが成り立ちません。
また、思いを伝える上で重要なのは、限られた時間内に要点だけを絞って伝えることです。
なぜなら、試合中であれば、ボール・仲間・相手は常に動き続けており、仲間同士で話し合える時間は限られているからです。
一度は、話が無駄に長い人に出会い、「何が言いたかったかわからない、結局何を伝えたいの?」なんて経験はありませんか???
(実際にそれを自分もできていませんが・・・笑)
(まさに、本ブログがその通りで、要点をまとめられず、長くなってしまう時があります笑)
話が長くても要点が入ってこないからこそ、限られた時間しかないからこそ、自分の意思の要点を絞って仲間に伝えることで、コミュニケーションを図っていました。
それを経験していったことで、自分の思いを要点を絞って話すことができるからこそ、会話が弾むようになり、距離を詰められるようになるのではないかと思っています。
最後に1つ余談で付け加えるとしたら、サッカーボール1つあれば、英語や母国語が話せなくても、世界中どこの国の人ともコミュニケーションを取る事ができる自信があります。
これも1つのコミュニケーションスキルなのかもしれません。
観察力
観察と言っても、色々あります。
例えば、『相手の動きを見る観察力』
自分たちはどこから攻めるのか、相手は誰がキーマンなのか、相手は何を考えているのかなど、戦術を試合中に考え抜くことも大切となってきます。
相手をよく観察し、素早く理解する事が重要になってきて、観察力だけでなく、同時に分析力も自然と身についてきます。
常に状況・情報を観察(確認)する必要があったのです。
これらの学びもありますが、自分がサッカーから教えてもらったのは『人』=『人間観察』です。
例えば、どんな表情をしているのか、どんな心情なのか、何を考えているのか、話した内容を理解しているのか、何を伝えようとしているのか・・・
観察することが必要不可欠になったからこそ、誰かがある人に怒っている・苛立っている・腹が立っているのは、声に出さなくてもすぐに分かります。
また、悩んでいる、落ち込んでいるのも、素早く気づく事が自然とできるようになりました。。
コミュニケーションの前に、観察力を身につけることで、話したい相手への掛け声の仕方を変える事ができます。
表情の変化や感情の変化も含めて、相手への配慮をしたコミュニケーションを取ることで、距離を詰めることができるようになっているのではないかと感じています。
今となっては、こうしてサッカーで身につけた観察力のスキルは、あらゆる場面で発揮されています。
社会人としては、常に相手目線、客観的に考えられるようになっています。
それでも観察していても違うこともあれば、観察はできているのにコミュニケーションを取らずにして、後悔することも多々あります。
最近では、いつもと違うのは把握できましたが機嫌悪いと思い込み声をかけませんでした。
結果は、体調不良で、声をかけなかったことに後悔する事がありました。
だからこそ、観察力だけでなく、上記のコミュニケーションと合わせることで、初めてサッカーの学びは生かされることを日々感じています。
サッカーをしていたからこそ、人間だからできる必要不可欠なスキル=人間にしかできないスキルを身につけられる事ができたと思います。
可能性は無限大
中学生では、守備はせず、攻撃に専念しろ。 高校では、努力しろ。 大学生では、リフティングが毎回の練習で取り入れられ、基礎を徹底しろ。
監督やチームが違えば、当たり前のように戦術も違ければ、練習メニューも異なります。
また、大学生で基礎をするなんて思ってもいなかったし、改めて基本中の基本、土台となる基礎の大切さをご指導いただきました。
サッカーのリフティングで言えば、幼稚園で学ぶことはありましたが、小学生・中学生・高校生で指導を受けたことはありません。
ボールと遊ぶときにリフティングをしたり、部活動の合間で友達と遊び程度に行うくらいでした。
それを大学生で時間をかけてみっちりとご指導を受けながらする。
【最初はなんでこの練習?意味あるん?】と疑問もありましたが、後々その意味合いを理解できました。
その基礎ができてこそ、初めて試合中あらゆることが行えるようになるのです。
サッカー界では、「トラップ(ボールを止めること)で全てが決まる」、なんて言われる事があります。
トラップの練習をするのではなく、リフティングの練習をする事で、トラップに適用されたのです。
何が言いたいかというと、基礎をこなすことで、初めて応用に生かすことができるのです。
何かをする時に遅いなんてことはないし、誰だって何者にでもなれるように、『可能性は無限大』ってことを、サッカーが教えてくれました。
過去に戻れるなら、努力しなかった後悔している高校の自分に言い聞かせたいし、今では、何かを行うときの自分に言い聞かせる言葉にもなっています。
最後に
サッカーをしてきて良かったと感じるってことは、少し老けてきたのかなと思っています笑
おそらく、今後の人生でサッカーが自分から離れることはないし、切っても切れない関係だと思います。
19年間のサッカー経験でプレイヤーも経験でき、指導者(コーチ)も経験でき、多くの悔いはあるものの満足のいくサッカー人生を送ることができました。
ぜひ、いつかみんなでサッカーをもう一度できる日が来るといいなと思うし、サッカーを通して多くの方と繋がる交流の場ができれば良いなと思っています。
少し長くなってしまいましたが、閲覧いただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
もし、自分の子供が出来た時にサッカーを習いたいと言ってくれたらそれに越したことはないし、習いたいと言わなくても、サッカーの素晴らしさを伝えられる大人でいたいと思います。
本ブログが、サッカーに興味を持つきっかけ、サッカー関係者・それ以外の方にも魅力を伝えられていれば幸いです。
コメント